マレーシア駐在の日々

マレーシアでの生活、言葉、ライフハックについてゆるく発信します。

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揺らぐ口コミの信頼性

 
「あそこのお寿司屋さん最高やで!」
「あのイタリアンは間違いない!」

いわゆるレストランの口コミ。
家族や友人から聞くとつい行きたくなり、実際行ってみると本当においしい料理を楽しめることが多いですね。
 
ただマレーシアに来たあと、その口コミの信頼度が揺らいでいます。


「あそこのナシカンダー(インドカレーのようなもの)めっちゃうまいから行ってみ」
「あの店のナシレマ(ココナッツで炊いたご飯)、他の店とは違うよ!」
私がマレー料理が好きだというと、いろいろなレストランのオススメを同僚や友人が、言わずにはいられないという感じで教えてくれます。
 
その何件かに行ってみました。
胸を躍らせ行ってみました。
感想は
 
近所のチェーン店と何が違うんや。。
 

私はマレー料理が大好きです。
休日の昼に近所のチェーン店で食べるマレー料理が、毎日お昼の社食で出てくるマレー料理が楽しみで仕方ありません。
ふだん滅多に食べないから、というわけではないです。
 
同僚が紹介してくれた店は、どこもおいしかったです。
ただ、社食と同じ味です。
違いが全くわかりません。
教えてもらったイチオシレストランと、チェーン店とお昼の社食。
すべて、同じ味です。
 
自分が味オンチなだけか?と同じくマレー料理好きの妻に聞いてみました。
「違いがわからない」
 

マレー料理は基本ワンプレートで、ご飯、野菜、肉や魚、スープを混ぜ混ぜして食べます。
おいしいんですが、どうしても大味になります。
そうなるともはや、微妙な違いは正直わかりません。
 
ただマレー人に言わせると「全然違う」。
彼らには「社食なんか食えたもんじゃない」のだそう。
毎日、嬉々として食べてる私を彼らはどう思ってるのでしょうか。


私たちがお寿司屋、おそば屋の選択にこだわりがあるように、マレー人もまた小さな頃から食べ慣れてる料理にはこだわりがあるのでしょう。
でもそれは、食べ慣れてない外国人には伝わりづらいかもしれません。
 
今度マレー人の同僚が日本に来たとき、「最高級の寿司をごちそうするわ!」とスシローに連れて行ってみます。