マレーシアの間食
マレーシアは、東南アジアで最も肥満率の高い国です。
日本ではまず見ないような「そんなとこに肉つくんや」という体型の方をよく見かけます。
運動しない、睡眠が短いなどもありますが、何と言ってもマレー人は、食べます。
出社してまずは朝ごはん。
昼まで待ちきれずにみんなで間食。
昼休みの10分前から食堂に並ぶ。
昼を食べ終わっても、誰かが買ってきた軽食をみんなで囲んで間食。
オフィスにはお菓子や軽食を置いているもぐもぐコーナーが至る所に。
会社にご飯食べに来てんの?と思うレベル。
彼らから受ける印象は「お腹が減る前に食べる」です。
挨拶が「ご飯食べた?」のこの国で、お腹が減っている状態というのは許されないことなのです。
そして彼らは、他人のこともよく見ています。
私が昼休みになってもデスクでミーティングしていると、食堂からランチボックスを持ってきてくれます。
それは大変有難いんですが、仕事中にも
「モリオ、食べ物があるよ!」とほぼ毎日声をかけてきます。
私のデスクに食べ物が何も置いてないのを不憫に思ってるんでしょう。
でも、声がかかるのはだいたい朝着いてすぐか昼ごはんを食べた直後。
お腹など一切減ってない状況ですが、関係づくりのために同僚とは同じものを食べないとな、ともぐもぐコーナーに向かいます。
そこには、以下のようなものがいつも置いています。
Goreng Pisang
揚げバナナです。
油分を贅沢に使用し超オイリーに揚げることでバナナの甘みが10割増し。
ひとつ食べるだけで胃もたれがします。
Keropok Lekor
魚のつみれをこれまた超オイリーに揚げたじゃこ天です。
噛めばじゅわっとフライ用の油が染み出してきて、口の周りも中もテカテカになります。
さらにチリソースをつけることで、その後いくら水を飲んでも口の中に海と唐辛子が残ります。
Curry Puff
たっぷりのカレーをぶ厚い小麦粉の生地で包み、これまたたっぷりの油で揚げたカロリーお化けです。
一つ食べればたちまち罪悪感の塊が襲ってきます。
選択肢に健康的なものがひとつもない。
そら東南アジアで一番になるわ、といつも苦笑いしながら、上記の1つだけをかじってデスクに戻ります。
以上、ぜひ皆様もマレーシアにお越しの際はお試しください!
お手軽に太りたい方、マレーシアが最適です!