マレーシア駐在の日々

マレーシアでの生活、言葉、ライフハックについてゆるく発信します。

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マレーシアの研修

やっとマレー人との日本出張から帰ってきたと思ったら、今週末はマレー人180人とのお泊り研修。
研修会場は海上ホテル。
わーい、海の上の部屋に泊まれるー!とみんなはしゃぎまくり。
マレー人スタッフたちに研修という雰囲気は微塵もなく、むしろ修学旅行前のワクワク感さえ漂っていた先日のオフィス。

「モリオ、夕食のドレスコードは学生時代の制服ね!」
なにその大学生ノリ。
俺39やで。
アナタ46やで。
誰が見たいねん、学生服を着た180人の中年。

 

そんなこんなで当日、海上ホテル着。
「モリオは4人部屋ね」と総務担当にキーを渡される。
マレー人たちと相部屋かー。まあ180人もいるし仕方ないか。
と思い一番乗りで部屋に入ってみると。

 

ダブルベッドが2台。

4人部屋で、ダブルベッドが2台。
うそやろ?
俺、今晩マレー人のおっさん達と添い寝すんの?

すぐさま相部屋の同僚にメッセージ。
「ベッド2つしかないんやけど」
すぐに返信あり。


「No problem」

いやNo problemなんかい。
ふつう「Really!?」「No way!」とかやん。
一ミリも迷うことなく「No problem」。
メンタル強すぎやろ。

次に総務担当にメッセージ。
「ベッド2つしかないんやけど」
「全室同じやで」

180人全員添い寝。

どんな研修会や。

海の上の豪華なホテルで何してんねん。
金かけたいんかかけたくないんか。

後日総務に聞くと、ダブルベッドに関してごちゃごちゃ言ってきたのは私だっけやったらしい。
マレー人、他人と寝ることにどんなけ抵抗ないんや。

もう仕方ないので、研修後はマレー人と共に就寝。
就寝というか、全く寝られない。
まず、イビキの大合唱がすごい。


マレー人のほとんどは肥満体型。
みんなどこかしらに詰まりが見受けられる。
ルームメイト3名の平均ウエストは推定110cm。
そんな彼らが深夜に奏でるイビキのオーケストラ。
右から左から駆け抜けるサラウンド。
これ以上ない浅い眠りに誘ってくれます。

あと、部屋がめっっっちゃくちゃ寒い。
マレーシアのおもてなしはクーラーで部屋を冷やしまくること。

それに慣れたマレー人たちは、当然ホテルの部屋の温度も16℃キープ。
夜通し凍えるような冷気が全身を優しく包みこむ。
常夏のマレーシアで口づさみたくなるスノースマイル
朝にはカサカサ肌、イガイガ喉、鼻づまりに関節痛など風邪の諸症状全てをもたらしてくれます。

起きたら起きたで、トイレに行けない。
マレー人はお祈りのため、朝から必ずシャワーを浴びる。

ユニットバスの部屋では、彼らのシャワー中もちろんトイレには行けない。
3名のシャワーが終わるのを待っている間、私の膀胱は耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、我慢することの大切さを学ばせてくれます。

現場からは以上です。
帰っていいですか。