マレーシアの駐車違反
打ち合わせのために、取引先の会社へ。
到着して会社の前に車を停めました。
公共の場なので誰でも停められますが、アプリで料金を払う必要がある駐車場。
ただ打合せまで時間がなく慌てていたので、支払いをせずそのまま取引先へ。
2時間ほどして出てくると、ワイパーに駐車違反の張り紙が挟まっていました。
ああ、やってしまったー!
マレーシアにもいる、駐車違反の監視員。
たまに見回りが来ているとは聞いていたが、本当にいやがったか。
2年間マレーシアに住んでいて、初めての駐車違反。
高くないといいな、と恐る恐る金額を確認すると、
「24時間以内に払えば10リンギ(300円)、3日以内なら50リンギ、一週間以内なら100リンギ。支払いはアプリ経由で」
ちょっと待って情報が多い。
ツッコミどころが多い。
まず、安いな。
いくらマレーシアとはいえ、300円?
屋台での一食分の値段やん。
チキンライス・お茶付きと同じ値段やん。
駐車違反の抑止力になるの?
あと、何そのめんどくさがり屋に優しくない値段の上げ方。
一日支払いサボったらいきなり5倍。
闇金ウシジマくんもびっくりの暴利。
試されてる。
俺の時間割引率、試されてる。
ほんで、罰金アプリで支払えるん。
便利やな。
めっちゃええやん。
5倍になる前にすぐ払えるやん。
日本でも早くやろう。
とりあえずすぐに10リンギをアプリで支払い。
結果、
「もう2度とやらない!」
とまでは思えない感じに。
高くもない、めんどくさくもない。
これくらいならまあええか、と思ってしまう。
なぜこんなシステムなのか同僚に聞いてみると、
あまりに駐車違反などの罰金を払わないドライバーが多く、取り締まりもできないレベルの数になっており、こうしたシステムで支払いを促しているとのこと。
そういえば以前も「今なら罰金70%オフ!」などの広告を政府が出しているのを見たことがありました。
なんでそんなに罰金払わないの?と聞いてみると、
「だって欲しいものたくさんあるじゃん、給料日の次の日にはもう1円もないやつたくさんいるよ」
との回答。
豪快。
マレーシア人、豪快。
いや豪快で片付けてええのか。
もう少しお金の使い方を学んでは。
でもそしたら駐車違反の料金も上がってしまう?
やっぱそのままで!
いつまでも豪快で、違反金なんか払わない国民でいてください。
注釈* 以上、あくまでマレーシアの話です。日本で真似しないでください。捕まる。