マレーシアが親日な理由
先日マレーシアの歴史博物館に行くと、過去マレーシアを占領した国を紹介するコーナーがありました。
16世紀のポルトガルから始まり、オランダ、イギリスときて、最後は日本でした。
日本軍のマレーシア上陸時の写真、
日本政府発行の軍票、
日本の占領に反対する住民を殺害している写真、
終戦時にイギリス軍に武装解除される写真などが展示されていました。
もちろん事実としては知っていましたが、博物館で目の当たりにすると複雑な心境でした。
戦争中の日本の行為ついて未だに批判しているのは韓国と中国だけです。
でも、東南アジアの国々に対して当時の日本がやったことは、韓国や中国に対する行為と同じです。
じゃあなぜマレーシアをはじめ東南アジアの国々は反日運動をしないのか。
そんなことやってる場合じゃない、というのが答えかと思います。
日本と仲良くすれば、ODAをはじめ多額の援助が得られる。
たくさんお金を落とす日本からの観光客も見込める。
中国に睨まれている台湾が「日本は友人!」と言ってるのと同じ理由で、
逆に中国や韓国は、自国の失政や貧富の差などから国民の目を逸らすため、反日というカードが非常に便利です。
何の歴史も知らずに台湾や東南アジアに来て「親日の国!最高!」と浮かれるだけではダメですね。
日本とその国の歴史をしっかり理解し、国の事情も理解した上で付き合っていくことが、海外にいる日本人としてのマナーだなと思いました。