マレーシアでの2年間
マレーシアに来て約2年たちました。
慣れた?とよく聞かれますが、慣れません。
2年たっても変わらずカルチャーショックの連続です。
日本は特殊な国だとよく言われますが、その特殊な国で育った私には何もかも「いやいやいやいや」がまず口をついて出ます。
遅刻?なにそれ?というゆるゆる時間
Can? Can!で会話できるゆるゆる英語
マレーシア人でも、マレーと中華とインド系で驚くほど違う文化
かといって全人種、会社に着いて勤務時間に朝ごはんは共通
アホかと思うぐらいよそわれる定食屋の白ご飯
アホかと思うぐらい甘い紅茶
アホかと思うぐらいたくさんいるウエイター
なのに自動運搬機で料理運んでくる
断食の月は仕事しない
断食が空けると狂ったように胃に食物を詰め込む
次の日「お腹が痛い」と仕事休むところまでワンセット
客を乗せた後にガソリンスタンドに寄って給油するタクシードライバー
1時間で道を3回間違えるタクシードライバー
カードの残高が足りず高速料金所で5分立ち往生するタクシードライバー
夜中の12時半に客を叩き起こし「夜ご飯です」と激辛唐揚げの機内食を出すマレーシア航空
この2年、何度「いやいやいやいや」て言ったことでしょうか。
そこまで腹も立たなくなってきたのは、慣れたということかもしれません。
むしろ、そんなマレーシアがいとおしくなっています。
全員ぴったり5時半に帰らない職場なんて考えられません。
「Youはthisをcan?」で通じない職場なんて考えられません。
毎日午前10時と午後3時の油ぎっとり揚げ物もぐもぐタイムがない職場なんて考えられません。
マレーシアでの任期はあと1年。
日本の職場に復帰したら悶え苦しむくらいには、溶け込んで帰ろうと思います。