36時間のフライト
マレーシアのコロナも概ね収まり、日本にも隔離なしで入れるということで、赴任以来1年3ヶ月ぶりに日本へ帰国しようと決意。
妻の実家の愛知県に行くため、シンガポール航空の
20:40 クアラルンプール→シンガポール
深夜1:20 シンガポール→セントレア
の便で帰国することにしました。
久々の日本帰国にワクワクの当日。
シンガポール行きの飛行機に乗り込んだまでは良かったのですが、一向に離陸せず。
機体の最終確認をしています、というアナウンスが何度か入りつつも、動かず。
まあ乗り継ぎの時間は余裕あるし、と思っていましたが2時間後、「トラブルが見つかったため一旦降りてください」とのアナウンス。
仕方なく降りて待合室で待機。
もうすぐシンガポールから飛行機出るんだけどとスタッフに聞いても「トラブル解消次第伝える」という回答のみ。
更に2時間経って午前0時になっても新たな案内なし。
待合室の席で横になって過ごす。
更に2時間経った午前2時。
乗客達が殺気立ち始める。
なぜ案内がないのか?時間がかかるならホテルを用意すべきだろ?責任者はどこだ?
シンガポール航空のスタッフは、ホテルは満室、ここで待っててくれ、責任者はいないとの説明を繰り返す。
そして当初の予定から10時間経った午前6時。
やっと出発するとのことで再び機内へ。
するとまた1時間止まったのち、「残念なニュースがあります」と機長のアナウンス。
「やはりトラブルで離陸できません。降りてください」との絶望的なメッセージに一旦怒りを収めた乗客たちも再び激高。。
結局クアラルンプールを出発できたのは午前9時。
チェックインから12時間以上経っていました。
当然セントレア行きの飛行機には間に合わず。
シンガポールで紹介されたのは、バンコク経由で次の日の午前にセントレアに着くフライト。
ということでさらに12時間、シンガポールとバンコクの空港で待機。
フラフラになりながら合計36時間かけてセントレアに辿り着きました。
するとやっぱりというか、荷物が出てこない。
シンガポールでフライト変更になったためロストバゲージ。
日本のスタッフさんは自分のせいでもないのに、申し訳ございませんと謝って下さいました。
-
-
-
- -
-
-
ああしばらく忘れてたけど、そういえば東南アジアてこんな場所だったなと思い出しました。
トラブル対応が苦手
ミスを繰り返す
責任者は出てこない、だから決断もできない
若い頃、インドネシアに留学してたときも似たようなことをたくさん経験しました。
なので、もちろん疲れたし心も折れましたが、怒りというより懐かしさで笑ってしまいました。
今回は東南アジアのゆるさが悪い方向に出ただけで、笑って受け入れないと生きていけないです。
東南アジアはどんどん発展していますが、こういう部分はいつまでも変わらないかもな、という気がします。
とにかく久々の日本!
満喫します。