マレーシア駐在の日々

マレーシアでの生活、言葉、ライフハックについてゆるく発信します。

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マレーシアと日本の決断力

ついに、マレーシアが観光客に対しても扉を開きます。

https://mtown.my/covid-19/220326-001/

 

マレーシアに来て約1年。

昨年は日本と比べ物にならない移動規制、ロックダウンを経験しました。

マスク必須はもちろん、出社禁止、半径10km以上の移動禁止、レストランでの食事禁止、友人・親戚の家への訪問も禁止。

ロックダウン中に自宅パーティを行った同じアパートの西洋人の部屋に警察が大勢押し掛けていたのを見て、こんな暑い国で寒気を感じました。

そんなまともに外にも出られない状況が半年近く続き、かなり精神的に参りました。

その後、規制緩和されてレストランで食事をしたときは妻と涙を流しました。

 

それから約半年で、ワクチン接種が進み重症患者が減ったのを機に観光客受け入れまで始める。

ロックダウンに対しては時間を返して欲しいくらいですが、この切り替えの早さと決断力は賞賛されるべきです。

そんな国に暮らしていると、「日本はいつまでごちゃごちゃやってんの?」と感じます。

 

ロックダウンなどの強い規制なしにコロナを抑え込んだ日本政府の方針は素晴らしいです。あんなもの絶対やるべきではない。違う病気になります。

でも、どこかで必ずコロナとは共生の道を選ぶ必要があります。

アメリカよりも断然ワクチン接種率の高い日本が、未だに観光客どころか留学生や技能実習生さえ満足に受け入れないというのは、決断力が低すぎます。

 

こんなことを続けていると、日本はあっという間に世界から見放されます。

観光客も、留学生も、働きたい人もみんな「めんどくせえ」と違う国へ行く決断をします。

ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう!」という本の中で、「変えなければ替えられる」という表現がありました。

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感想(8件)

いつまでも超不便な「羽田→成田移動」を観光客に強いていた日本が、韓国の仁川空港経由の欧州便にあっさりシェアを奪われたように、

いつまでも有権者の目を気にして開国しない日本は、このままだとあっさり観光先や留学先を他国に替えられてしまうでしょう。

 

そうした決断力のない日本の政府には、マレーシア政府の決断力を(いいところだけ)見習ってほしいものです。