「そやねん」≠「イエス」
マレー人と英語で話していた時のことです。
私「I have not been in the market(まだそのマーケット行ったことないわ)」
マレー人「So, you haven't tried yummy mie goreng in the market, right?(じゃあ、あのマーケットのおいしい焼きそば食べてないんだね)」
私「イエス!」
マレー人「Oh, you already tried?(え、もう食べたの?)」
え、なんで?と一瞬混乱したのち、理解しました。
当然私は「そやねん(まだ食べたことない)」のつもりでイエスと言ったのですが、英語では「焼きそばを食べたかどうか」への回答になるので、ここでのイエスは「いや、食べたよ」という意味になるんです。
日本語では「~してないんだよね」という否定の問いによく「そうなんです(してないんです)」と肯定で返答します。
でも英語では否定の問いであろうがなんだろうが、そこで述べられたこと自体にイエス、ノーを言わないといけません。ここなら「焼きそば食べてないんだね」の問いに対する「そやねん」は「ノー」が正解でした。
何年英語を勉強しても、頭で理解していても、これがなかなか慣れません。
ほぼ毎日間違ってます。
「あの話、難しくて理解できなかったよね」と聞かれたとき、「そやねん!」のつもりでつい「イエス!」と堂々と言って相手を混乱させてしまいます。
さらに日本人にとって厄介なのが「Do you mind~?」ですね。
「~してもいいですか」という意味ですが、直訳すると「~したらあなたは嫌がりますか?」です。
Do you mind if I talk to you?
⇒「話しかけてもいいですか」
うっかり、いいですよ!のつもりで「イエス」と言うと相手は残念がります。
なぜなら直訳は「話しかけたらあなたは嫌がりますか」なので、イエスが「やだ!」になるのです。ノーが正解です。
ややこしいことこの上ない。しかも割と使われる表現です。
「そやねん」が「イエス」じゃないと感覚で理解できる日はくるんでしょうか。
少なくとも、あと100回は間違えそうです。